ビープラッツは、継続従量課金のためのプラットフォームシステム「ビープラッツ」の開発及びクラウドサービスの提供を行っている。 モノの利用権を借りて利用した期間に応じた料金を支払うサブスクリプションビジネスを行う事業者向けの製品で、バックオフィス向け管理機能、マーケットプレイスやマイページといった販売向け・ユーザーフロント機能、事業モデルを設計するための商流構築機能を持つ。
事業者は1つのサービス商材専用にシステムを開発するのではなく、参入するビジネスのための管理ノウハウの詰まった「ビープラッツ」をクラウドサービスとして活用することで、自社での開発や継続したシステムメンテナンスが不要となり、初期投資や固定費の削減、市場参入までのスピードを得ることができるとしている。
ビープラッツは、月額の固定使用料に加え、サービスの料金計算や管理の複雑さなどにより設定した事業者の販売高に連動する従量型の利用料を収益として得る。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2018年4月4日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 野村證券 |
公募・売出 | 15万株 |
オーバーアロットメント | 2万2500株 |
仮条件 | 1950円~2200円 |
ブック・ビルディング期間 | 2018年3月15日~2018年3月22日 |
公開価格 | 2200円 |
経営戦略
IoT、クラウド、通信の3つの主要事業領域において、既存事業の強化に加えてAWSモジュール(アマゾンウェブサービスとの連携モジュール)、SORACOMモジュール(ソラコムとの連携モジュール)など、業態特化型サービスの開発・投入をさらに進めて行くことで、顧客数・売上高の成長を目指す。
また、ビープラッツは、利用モデルや業種にとらわれることなく活用できるシステムとなっている。電力やガスといった利用料課金型のサービス、シェアオフィスやカーシェアリングなどのシェアリングエコノミー型ビジネス、レンタルサービス、会員制サービスなど多くの分野でビープラッツの採用を市場で拡大する。
ビープラッツの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2017年(4-12月) | 3.47億円 | ▲0.23億円 | ▲0.23億円 | 1.73億円 | 3.6億円 | 48.12% |
2016年 | 5.05億円 | ▲0.29億円 | ▲0.3億円 | 0.97億円 | 3.48億円 | 28% |
2015年 | 3.63億円 | 0.15億円 | 0.12億円 | 1.28億円 | 2.94億円 | 43.5% |
2014年 | 2.48億円 | 0.06億円 | 0.03億円 | 1.15億円 | 1.98億円 | 58.2% |
2013年 | 2.25億円 | 0.04億円 | 0.04億円 | 1.12億円 | 1.52億円 | 73.8% |