RPAホールディングスは、事務作業代行ソフトウエア販売などを行うロボットアウトソーシング事業、アフェリエイトサービスを行うアドネットワーク事業を展開している。ロボットアウトソーシングとは、人間が行うデータの入力、データ連携などの処理行動を学習し、作業工程を記録することで定型作業を人間に代わって業務を代行・代替する取組。ルールエンジンや人工知能、認知技術を学習し、人事、経理財務、調達、営業事務などの業務領域で代行・代替する。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2018年3月27日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | SBI証券 |
公募・売出 | 60万株 |
オーバーアロットメント | - |
仮条件 | 3370円~3570円 |
ブック・ビルディング期間 | 2018年3月8日~2018年3月14日 |
公開価格決定日 | 2018年3月15日 |
事業
【ロボットアウトソーシング事業】
インターネット上の情報、社内データ、エクセルなどの保存データから、必要な情報を収集・加工・集計・報告などの定型作業の代行を行うDagital Laborを作製するプラットフォーム「BizRobo!」やスキャナ・複合機・FAX・スマホカメラから読み取ったデータなど、非定型帳票に関する処理代行を行う「ScanRobo」などを提供している。
【アドネットワーク事業】
成果報酬型広告サービス「プレスコ」とBtoBマーケティングサービスを展開している。広告掲載を希望する企業が、広告掲載メディアのウェブサイト上に広告を掲載し、閲覧者が広告掲載メディアから商品やサービスなどの申込や購入・見積り・会員獲得・資料請求などを行い、広告主により正式な申込や購入、見積り以来、資料請求であると承認された場合に成果報酬を受領する仕組み。
薬剤師、看護師を対象とした医療転職業界の人材サービス会社を主要顧客として事業を展開している。
経営戦略
RPA技術を活用したビジネス領域の拡大のために、最先端の人工知能やRPA技術、事業に対してライセンス調達、資本業務提携などを積極的に行う。顧客企業がDigial Laborの構築や運用に関する情報を収集したりRPA技術や人工知能技術を売買できるプラットフォームを整備し、顧客基盤や収益機会の拡大に努める。海外へは、中国市場に進出するとしている。
RPAホールディングスの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2017年(3-11月) | 29億円 | 3.3億円 | 2.2億円 | 16億円 | 27億円 | 59.8% |
2016年 | 26億円 | 1.5億円 | 1.5億円 | 3.9億円 | 11億円 | 33.3% |
2015年 | 8億円 | 0.2億円 | 0.2億円 | 0.7億円 | 7.9億円 | 8.9% |