キュービーネットホールディングスは、ヘアカット専門店チェーン「QB HOUSE」などを運営している。20~40代の男女をターゲットとしたサロン「FaSS」の店舗展開により、ヘアカットサービスを提供している。店舗は日本のほか、シンガポール、香港、台湾、米国に展開している。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2018年3月23日
1単元株式数 100株
主幹事 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー
公募・売出 978万5900株
オーバーアロットメント 146万7800株
仮条件 2000円~2250円
ブック・ビルディング期間 2018年3月7日~2018年3月13日
公開価格 2250円


事業

 【QB HOUSE】
「低価格・短時間・高利便性・ヘアカットのみ・予約不要」という5つのお手軽さをサービスの軸としたヘアカットサービスを提供している。

洗髪、髭剃り、カラーリングなどのサービスを省き、ヘアカットのみを提供。洗髪を行わない代わりに、エアウォッシャーと呼ばれる吸引機を使い、ヘアカット後の髪の毛そ吸い取る方法を採用。施術に必要な全ての設備・備品を客席の前に配置することで、スタッフが顧客からなるべく離れず作業を完結でき、短時間で作業を終了。各店舗の入り口に信号機のようなランプを設置することにより、待ち時間の目安を分かるようにし、予約不要となっている。また、洗髪設備やカラーリングスペースなどが不要なため、出店場所の制約が少なくなり、駅及びショッピングセンターなどの利便性が高い場所に出店できるようにしている。


【FaSS】
QBハウスのお手軽さを踏まえた上の、20~40代の男女をメインターゲットにしたサロン。カット&スタイリングのメインメニューを中心に「前髪だけカット」「スタイリングだけ」などニーズに合わせたメニューも取りそろえる。


経営戦略

北海道(札幌)、東北(仙台)、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)、東海(愛知)、関西(大阪・兵庫・京都)、中四国(広島・岡山・香川)、九州(福岡)を重点出店エリアと位置付け、ドミナント方式で店舗展開を進める。

QB HOUSE利用志向の低い顧客を獲得するために、女性や美容室を利用している男性をターゲットとしたFaSSを積極的に出店することで、新市場開拓の強化を図る。海外では、シンガポール、香港、台湾に留まることなく、積極的に新市場の開拓に取り組む。

 

キュービーネットホールディングスの業績推移

  売上収益 営業利益 当期利益 持分 資産 持分比率
2018年(7-12月) 94億円 9.3億円 5.9億円 80億円 233億円 34.5%
2017年 179億円 15億円 10億円 74億円 235億円 31.5%
2016年 166億円 14億円 5.6億円 62億円 221億円 28.3%