信和は、仮設資材、物流機器を中心とした金属製品の製造販売を展開している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2018年3月20日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 野村證券 |
公募・売出 | 1199万5800株 |
オーバーアロットメント | 179万2600株 |
仮条件 | 1150円~1300円 |
ブック・ビルディング期間 | 2018年3月2日~2018年3月8日 |
公開価格 | 1150円 |
事業
【仮設資材部門】
建設現場などで使用される仮設資材の製造・販売を主軸に、仮設資材のレンタルサービス、OEM製品の受託製造などを行っている。提供する低層から中層用でしようされるくさび緊結式足場では、2016年度の出荷金額ベースで市場シェア1位となっている。
【物流機器部門】
主に工場、倉庫、建設現場における物品の保管・搬送などに使用される物流機器の製造・販売を展開。自動車部品、液晶パネル用ガラスなどの保管・搬送用パレット、スチールラックといった物品保管用の物流機器を、顧客の要望に基づいて企画設計・提案・試作・製造・納品をする。また、建設現場向けに吊りパレット、先行手すり用パレット、キャッチャー専用パレットなどと言ったパレット製品を販売している。
経営戦略
今後は、強みである提案型営業と受注生産力をさらに補強し、これまで取引が希薄であった農水産、住設・建材、流通、倉庫業といった新たな業界への取引チャネルの拡大を図る。また、これまで注力してきた関東・近畿・九州エリアの深耕を図るとともに、比較的手薄であった東北、中四国エリアにおける営業活動の強化を図る。
中高層マンションやビルなどの新築・改築・耐震工事などの需要において、次世代足場「SPS」の市場浸透とシェアを拡大。施行業者や仮設資材のレンタル業者に対して販売とレンタルを組み合わせながら市場浸透と新規顧客開拓を図る。
海外においては、ターゲットとする東南アジアにおいて、仮設資材のサプライヤーは零細企業が中心となっていることから、ベトナムに協力工場を設けて品質管理部の指導の下、信和基準の品質のキャッチャー製造を開始している。フィリピンには営業拠点を開設した上で、現地における営業活動を開始している。
信和の業績推移
売上収益 | 営業利益 | 当期利益 | 持分 | 総産 | 自己資本比率 | |
2017年(4-12月) | 123億円 | 18億円 | 11億円 | 116億円 | 207億円 | 56% |
2016年 | 151億円 | 26億円 | 16億円 | 104億円 | 202億円 | 51.8% |
2015年 | 151億円 | 24億円 | 15億円 | 88億円 | 190億円 | 46.3% |