フェイスネットワークは、不動産投資用の新築一棟マンションや中古一棟ビルリノベーションを「世田谷区」「目黒区」「渋谷区」を中心に顧客に販売する不動産投資支援事業と不動産オーナーが所有する不動産や自社保有する不動産の管理運営を行う不動産マネジメント事業を展開している。
主要プロジェクトエリアである「世田谷区」「目黒区」「渋谷区」は、都心と密接しているにも関わらず緑が多く、住みたい街として安定した人気がある。また、土地価格が比較的変動しづらいという特徴がある。さらに、入居者にとっては都心とつながる好立地であること。不動産オーナーにとては通年の入居需要が見込めることや投資対象として千代田区や港区より割安感があるとしている。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2018年3月16日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 野村證券 |
公募・売出 | 120万株 |
オーバーアロットメント | 18万株 |
仮条件 | 1340円~1400円 |
ブック・ビルディング期間 | 2018年2月28日~2018年3月6日 |
公開価格 | 1400円 |
事業
【賃築一棟マンション】
「GranDouシリーズ」を企画、開発、販売。城南3区では戸建てには価格が高く、区分販売マンションには規模が小さくて向かない100㎡~200㎡の土地を取得し、鉄筋コンクリート造り5階建て、家賃10万円弱、部屋数15戸程度、7割を20㎡~25㎡のワンルームを中心として企画開発をしている。入居者のメインターゲットは20代~40代の女性で、外装や内装のデザイン性と居住性の両立により、住みやすい部屋作りを行っている。
【中古一棟ビルリノベーション】
住まいとオフィスを資金距離に確保して利便性を高めたいというニーズに応えるシェアオフィス、若者を中心としたクリエイターを入居者のターゲットとしたシェアハウス、住みたい内装の部屋に住みたいというニーズに応えるリノベーション賃貸などを展開している。
【不動産マネジメント事業】
不動産オーナーが所有する不動産や自社保有する不動産の管理運営を行っている。入居者募集や入退去更新手続き、賃貸借条件の交渉窓口、クレーム対応、入金管理、試算価値向上のための施策立案・実践、メンテナンス、所有者向け送金、所有者向けレポート作成などを提供している。
経営戦略
城南3区を中心としてワンストップサービスで不動産投資支援事業の拡大に取り組む。土地情報収集力の強化と新築一棟マンション、中古一棟ビルリノベーションの設計施工を行う事ができる人員を確保。不動産投資セミナーの開催を定期的に行うことによりブル型の営業強化を図る。
フェイスネットワークの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2017年(4-12月) | 86億円 | 6.4億円 | 4.5億円 | 18億円 | 113億円 | 16% |
2016年 | 101億円 | 10億円 | 7億円 | 14億円 | 96億円 | 15.1% |
2015年 | 71億円 | 4.4億円 | 3億円 | 7.4億円 | 65億円 | 11.5% |
2014年 | 42億円 | 4.2億円 | 2.7億円 | 4.6億円 | 38億円 | 12.1% |
2013年 | 44億円 | 1.5億円 | 1億円 | 1.7億円 | 26億円 | 6.5% |