ジーニーは、インターネットメディアの広告収益最大化プラットフォーム「GenieeSSP」を主軸としたアドテクノロジー事業を展開。「GenieeSSP」が持つ大量の広告配信データと顧客基盤を活用し、「GenieeDSP」「GenieeDMP」といったアドソリューションやマーケティングオートメーションツール「MAJIN」を提供している。
経営理念は「アドテクノロジーで世界を変える。」
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2017年12月18日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 野村證券 |
公募・売出 | 1308万株 |
オーバーアロットメント | 19万6200株 |
仮条件 | 1220円~1350円 |
ブック・ビルディング期間 | 2017年11月30日~2017年12月6日 |
公開価格 | 1350円 |
事業
【アド・プラットフォーム事業】
●GenissSSP
「GEnieeSSP」とはインターネットメディアなどの広告収益を最大化させるプラットフォーム。インターネットサイトやアプリ上の広告枠を閲覧するユーザー毎に、オークション形式で最適な広告を配信する仕組み。ユーザーがサイトにアクセスしてから選択された広告が表示されるまで、平均0.1秒以下としている。
●GenissDSP
「GenissDSP」とは、広告主の利益を最大化するための広告買付プラットフォーム。広告主のニーズに合わせて選択された枠へ配信することができる。また、広告主が指定した媒体に対してのみ広告配信することもできる。
●グーグルプロダクト
グーグルに公式認定されたメディアソリューションパートナーとして、インターネットメディア向け広告配信サービス「Google AdSense」や「DoubleClick Ad Exchange」などの導入や運用、収益最適化をサポートする。
【マーケティングオートメーション事業】
●GenieeDMP
「GenieeDMP」は、データを蓄積・分析・活用するためのプラットフォーム。広告主やインターネットメディアなど内部に蓄積された顧客情報や売上・購買情報・自社WEBサイトへのアクセス履歴などのプライベートデータとインターネット上に蓄積されるユーザーの興味・関心データなどパブリックデータの2つを統合し、分析・活用。広告主は、ユーザーの状態を把握して、適切な広告を最適なタイミングで配信できる。
●MAJIN
「MAJIN」は、企業のマーケティング活動を自動化し、効率的に潜在顧客の集客や購買意欲などの向上を行うためのプラットフォーム。ビッグデータを活用し、高精度なユーザーターゲティング、メール配信、アプリプッシュ通知、LINRによるメッセージ配信・自動メッセージ対応などを通じた効果的なマーケティング活動ができる。
経営戦略
自社サービスの利便性・多様性の更なる拡充や国内外での認知度向上のためのプロモーション活動、特に海外において積極的なM&Aなどを進めながら事業領域の拡大を図る。
ジーニーの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2017年(4-9月) | 64億円 | 2.3億円 | ▲1.3億円 | 14億円 | 40億円 | 36.7% |
2016年 | 117億円 | 1.9億円 | ▲0.1億円 | 16億円 | 41億円 | 38.4% |
2015年 | 73億円 | 1億円 | 0.5億円 | 12億円 | 34億円 | 37.2% |