一家ダイニングプロジェクトは、居酒屋「屋台屋博多劇場」「こだわりもん一家」などの運営する飲食事業、ブライダル施設「The Place of Tokyo」を運営するブライダル事業を展開する。グループミッションは「あらゆる人の幸せに関わる日本一のおもてなし集団」。経営理念は「お客様、関わる全ての人と喜びと感動を分かち合う」「誇りの持てる家族のような会社であり続ける」「夢を持ち、限りなき挑戦をしていく」としている。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2017年12月12日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | SMBC日興證券 |
公募・売出 | 25万2000株 |
オーバーアロットメント | 3万7800株 |
仮条件 | 2250円~2450円 |
ブック・ビルディング期間 | 2017年11月27日~2017年12月1日 |
公開価格 | 2450円 |
事業
【飲食事業】
●こだわりもん一家
30代から50代のサラリーマンやOLが中心。オープンキッチンを囲むように配置されたカウンター席の間に「畳」を設置。「畳」には着物を着た「女将」がおり、一人一人の顧客と会話。魚では煮る・焼く・刺身にするなどの要望に合わせたおもてなしをする。また、その日の新鮮鮮魚や旬野菜を桶に入れて席まで持ち、顧客の好きな料理方法で提供する「桶売りサービス」、料理長一押しの厳選素材を通常販売価格より低価格で提供する「タイムセール」、メニューにはない料理長おもてなしの一品を顧客の席を回り販売する「中間サービス」など、顧客との接点を増やす取組を実施している。
●屋台屋 博多劇場
福岡・博多の風物詩である中州の屋台街の雰囲気や活気を再現して店舗を設計。料理は「旨くて安い屋台飯」をコンセプトに、鉄鍋で調理する「鉄鍋餃子」、肉や季節の野菜などを串に刺して焼く「館串焼き」、博多名物のもつ鍋などを提供する。
【ブライダル事業】
ブライダル施設「The Place of Tokyo」を運営。「想い出の場所は始まりの場所となり、永遠の場所となる」をコンセプトとし、結婚式を挙げた新郎新婦に最上階に併設する「Sky Bar TOMORI」の永久会員カードの贈呈や施設内にあるレストランでは、結婚一周年ディナーご招待チケットのプレゼントなど、結婚式後においてもブライダル施設に来館してもらえるように取り組んでいる。
経営戦略
「こだわりもん一家」「屋台屋博多劇場」を年間10店舗以上、関東圏の一都三県を中心に新規出店。仕入れ量の増加に伴う大量仕入れによるスケールメリットの追求や配送コスト削減によるコストダウンを継続的に実施。よりコストパフォーマンスが高い商品開発を行う。
また、顧客の満足度を上げ、再来店を促すために、スマートフォンアプリを使った独自の会員システムを導入。今後もユニークなイベント告知や効果的なクーポンの配信など継続的にブラッシュアップし、有効活用する。
一家ダイニングプロジェクトの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2017年(4-9月) | 29億円 | 0.4億円 | 0.2億円 | 5.4億円 | 31億円 | 17.1% |
2016年 | 54億円 | 1.5億円 | 0.7億円 | 4.7億円 | 29億円 | 16% |
2015年 | 43億円 | 1億円 | 0.3億円 | 3.2億円 | 27億円 | 12.2% |
2014年 | 40億円 | 1.3億円 | ▲0.4億円 | 1.7億円 | 22億円 | 7.8% |
2013年 | 34億円 | 0.8億円 | 0.2億円 | 2.1億円 | 19億円 | 10.9% |