トレードワークスは、証券会社や金融サービスシステム会社向けのシステム開発・保守・運用を行う証券システム開発事業、FX会社向けのシステムの開発・保守・運営を行うFXシステム事業、ソフトウエアやネットワークの脆弱性による個人情報などの重要情報の漏洩や第三者からのシステムへの不正侵入、不正操作の危険性を診断するサービスを提供するセキュリティ診断事業を展開している。
指針として「エンドユーザーの視点に立って、高い信頼性と安全性を備えたシステムの構築を目指し、金融資本市場の発展と豊かな社会の実現に貢献する」としている。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2017年11月29日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 岡三証券 |
公募・売出 | 21万株 |
オーバーアロットメント | 3万1500株 |
仮条件 | 2000円~2200円 |
ブック・ビルディング期間 | 2017年11月9日~2017年11月15日 |
公開価格 | 2200円 |
事業
【証券システム事業】
証券会社や金融情報サービスシステム会社向けのシステム開発・保守・運用を行っている。証券会社の投資家向けのインターネット取引業務に対応したシステム「Trade Agent」、東京証券取引所よりISVとして認定された証券取引所売買端末「Mars Web」、高機能リーディングシステム「Athena」、相場操縦・作為的相場形成・インサイダー取引など不公正な取引を監視する「MTS」などを提供している。
【FXシステム事業】
FX会社向けのシステムの開発・保守・運用を行っている。パッケージ製品販売や請負開発、製品導入後の保守・運用サービスを行っている。
【セキュリティ診断事業】
ソフトウエアやネットワークの脆弱性による個人情報などの重要情報の漏洩や第三者からのシステムへの不正侵入、不正操作の危険性を診断するサービスを提供している。
経営戦略
知名度の向上のため、セミナーやカンファレンスの開催、展示会へのブース出展、証券システム業界ポータルサイトへの協賛など積極的な広報活動を行う。
システム提供形態がパッケージ製品販売や請負開発から、SaaSに代表されるクラウドを活用した「サービス提供型」に変化しつつあることから、クラウド化に対応したITテクノロジーの研究開発にも取り組む。
スマートフォンやタブレットが急速に普及したことでフィンテックの代表的なツールがモバイルアプリになると考え、アプリ開発に重点を置き積極的に推進する。
トレードワークスの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2016年 | 11億円 | 1.4億円 | 1.1億円 | - | - | - |
2015年 | 9億円 | 1億円 | 0.6億円 | 2.5億円 | 6.5億円 | 39.8% |