シルバーライフは、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営や、フランチャイズ加盟店などへの調理済み食材の販売を行っている。高齢者向け配食サービス市場は、一人暮らしや要介護者の高齢者には、自ら調理をすることや買い物に行くのが困難であるなどの理由で、手間をかけずに毎日の食事を用意したいというニーズから年々拡大している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2017年10月25日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | みずほ証券 |
公募・売出 | 65万株 |
オーバーアロットメント | 9万7500株 |
仮条件決定 | 2017年10月5日 |
ブック・ビルディング期間 | 2017年10月10日~2017年10月16日 |
公開価格決定日 | 2017年10月17日 |
販売先
【FC加盟店】
「まごころ弁当」「配食のふれ愛」の2つのブランドによる配食店舗をフランチャイズ方式によりチェーン展開している。直営店の運営はしておらず、全てFC加盟店が店舗を運営。FC加盟店から食材代金とロイヤリティなどを受け取っている。
FC加盟店へは、主に自社工場又は仕入先工場でおかずとして調理された調理済み食材と弁当用に炊飯する米、使用する消耗品などを販売している。FC加盟店は、利用者である高齢者から指定の日時に応じた注文を受け、食材を仕入れ。配食スケジュールに合わせて米を炊飯。仕入れた食材を店舗で弁当に盛り付け、利用者の自宅に直接配達。弁当代金を回収する。
【高齢者施設など】
自社工場又は仕入先工場から仕入れた食材を老人ホームや通所介護施設などに販売している。発注元の高齢者施設に近いFC加盟店に食材を一緒に配送し、FC加盟店から高齢者施設に配送される。
【OEM】
他の弁当配食業者に対し、相手先ブランドにて販売される冷凍弁当を自社工場で製造し、卸販売をしている。
経営戦略
高齢者向け配食サービス市場は年々拡大するも、隣接業界からの参入が相次ぐ。シルバーライフの強みは、顧客の嗜好にあったメニュー開発から自社工場による商品製造、500店舗を超えるFC加盟店を通じた商品配送まで、一貫したサービスを提供できることとしており、スピード経営やそれぞれの段階での改善や効率化を進める。
シルバーライフの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2017年(8-4月) | 37億円 | 4億円 | 2.6億円 | 10億円 | 19億円 | 57.1% |
2016年 | 41億円 | 4.3億円 | 3億円 | 8.3億円 | 16億円 | 49.7% |
2015年 | 35億円 | 3.1億円 | 2億円 | 5.2億円 | 14億円 | 35.9% |
2014年 | 26億円 | 1.4億円 | 1億円 | 3.1億円 | 11億円 | 28.2% |
2013年 | 19億円 | 1.4億円 | 0.9億円 | 2.1億円 | 10億円 | 21% |