ロードスターキャピタルは、物件本来の価値よりも割安となっている中規模オフィスビルを取得し、付加価値を高め、売却する不動産投資事業、売却が完了するまで賃貸で運用する不動産賃貸事業、1口1万円から不動産投資を始められる「オーナーズブック」という不動産特化型のクラウドファンディングサービスを提供している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2017年9月28日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | みずほ証券 |
公募・売出 | 110万株 |
オーバーアロットメント | 16万5000株 |
仮条件 | 1640円~1820円 |
ブック・ビルディング期間 | 2017年9月11日~2017年9月15日 |
公開価格 | 1820円 |
事業
【不動産投資事業】
不動産投資事業は、物件本来の価値よりも割安となっている中規模オフィスビルを取得し、適正なマネジメントを行うことで付加価値を高め、売却するサービス。
主な投資対象は、東京23区内の数億円から30億円程度の中規模オフィスビルで、テナント不在で稼働率が低い物件や管理が適切に行われていない物件、権利関係が複雑な物件。これらの物件は、本来の適正価値よりも割安となって市場に出回っているものが多いことや、中規模オフィスビルは購入希望者が少ないため、商品価値は高いが買い手が付いていない案件があるとしている。
物件情報を入手したら、過去に数十から数百の物件の取得・管理・売却の経験を持つ不動産鑑定士や宅地k建物取引士により構成されるメンバーがデューデリジェンスを行い、投資対象の物件を取得。付加価値を高め、適切な時期に売却を行う。
【不動産賃貸事業】
不動産投資事業で取得したオフィスビルは、売却が完了するまで賃貸により運用している。賃貸運用中は、テナントのニーズをくみ取り、管理運用に必要な追加投資を行うことでテナントとの信頼関係を構築。高稼働率の維持と毎期の安定利益の確保に努める。
【クラウドファンディング事業】
1口1万円から不動産投資を始められる「オーナーズブック」という不動産特化型のクラウドファンディングサービスを提供している。個人を主とする投資家全員との間で匿名組合契約を締結。投資家全員からの匿名組織出資金を原資として不動産を所有する法人への貸付を実施。貸付先からは手数料、返済、利息の支払いを受け、投資家に対しては元本返済、利息の配当を行う。
経営戦略
不動産賃貸収入で会社の固定費を賄うべく、不動産保有残高を増加させ、安定的な経営基盤の確立を目指す。
不動産市場における個人投資家の投資選択肢は、J-REITか不動産への直接投資しかない。
賃貸型クラウドファンディングサービスを提供し、不動産投資市場をITの力で個人投資家に開放。新たな不動産投資市場の形成を目指す。
ロードスターキャピタルの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2017年(1-6月) | 33億円 | 7億円 | 4.6億円 | 26億円 | 160億円 | 16.5% |
2016年 | 46億円 | 7億円 | 4.6億円 | 21億円 | 142億円 | 15.2% |
2015年 | 29億円 | 6.8億円 | 4.4億円 | 16億円 | 62億円 | 25.8% |