ニーズウェルは、金融を中心とした業務系ソフトウェアなどの企画・設計・開発・及び保守・運用などの情報サービスを提供する。業務系システム開発が売上高の約8割を占める。
エンドユーザーから直接受託したシステムの構築やシステムインテグレーター・メーカーを経由して受託した企業向け社内システム構築などの開発案件に参画。基本的に顧客企業先に常駐して顧客システムの開発・保守を行う。契約形態として、受託開発請負と社員派遣がある。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2017年9月20日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | みずほ証券 |
公募・売出 | 35万株 |
オーバーアロットメント | 5万2500株 |
仮条件 | 1590円~1670円 |
ブック・ビルディング期間 | 2017年8月30日~2017年9月5日 |
公開価格 | 1670円 |
業務
【業務系システム開発】
業務系システム開発では、顧客の基幹業務に係わるシステム開発を行っている。保険会社や銀行、クレジットカード会社などの金融機関向けの金融系システム、通信キャリア向けの通信系システム、ホテルの宿泊予約やフロントシステム、不動産会社の物件情報システム、電子書籍配信・販売システム、航空宇宙事業向けなどの通信・サービス・公共系システムの開発を行っている。
【基盤構築】
ITシステムの基盤となるサーバー等ハードウェアの環境設計、構築、導入の実施やネットワーク環境における通信機器の設定を行う。
【組込系開発】
IoTや自動運転に見られるような技術革新の流れの中で急速に需要が拡大。映像機器、医療機器、車載機器などに組み込まれるアプリケーションなどの開発を行っている。
経営戦略
売上高構成比の約8割を占める業務系システム開発において、強みである金融系の業務知識を蓄積しつつ、さらに上流工程から参画可能な業務知識を有する技術者を育成し、金融系分野のさらなる事業拡大を目指す。
また、収益性向上のため、一括受託案件への注力と、設計書及びプログラムの部品化による再利用、業務及び技術ノウハウの活用を行う。自社ソリューション製品の立ち上げも行う。
ニーズウェルの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2017年(10-6月) | 38億円 | 3.8億円 | 2.4億円 | 10億円 | 20億円 | 50.5% |
2016年 | 45億円 | 4億円 | 2.5億円 | 8.2億円 | 16億円 | 49.3% |
2015年 | 39億円 | 3.5億円 | 2.1億円 | 5.8億円 | 15億円 | 36.4% |
2014年 | 30億円 | 1.8億円 | 1.1億円 | 3.8億円 | 13億円 | 29.4% |
2013年 | 23億円 | 0.6億円 | 0.3億円 | 4.5億円 | 9.5億円 | 47.5% |