日宣は、放送・通信業界向けや住まい・暮らし業界向け、医療・健康業界向けなどに広告宣伝事業を、関西圏を中心にカタログ、パンフレット、チラシ、ダイレクトメール、ポスターなどを受注・製造する印刷事業を展開している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2017年2月16日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 大和証券 |
公募・売出 | 25万株 |
オーバーアロットメント | 3万7500株 |
仮条件 | 1540円~1600円 |
ブック・ビルディング期間 | 2017年2月1日~2017年2月7日 |
公開価格決定日 | 2017年2月8日 |
広告宣伝事業
【放送・通信業界】
全国ケーブルテレビ局、大手通信キャリア、番組供給会社などに新規加入者獲得、視聴促進などのセールスプロモーションを提供。全国約100局のケーブルテレビ各局に対して、加入者向けテレビ番組情報誌「チャンネルガイド」を作製し、月約150万部を発行している。また、番組情報サイトや視聴者が観たい時に様々な映像コンテンツが視聴できるVODサービスのレコメンドサイトの作製・運営、デジタルサービスも手がける。
【住まい・暮らし業界】
40年以上にわたり大手住宅メーカーのセールスプロモーションを提供。全国キャンペーンの設計やカタログ、DMチラシ、住宅展示場ツールの作製、イベントの運営・企画などを行う。
また、全国のホームセンター顧客向け無料情報誌「Pacoma」を発行。メーカーからの広告集稿やPacomaのホームセンター企業への販売、WEBサイトにおける製品の利用動画や記事の作成、ホームセンター店舗でのタイアップ売り場の構築提案などを行う。
【医療・健康業界】
製薬会社に対し、全国のケーブルテレビやラジオを利用した疾患予防などの啓蒙施策の提供や学会セミナー、イベントなどの企画・運営を手がける。
また、セルフメディケーションの推進が期待されるドラッグストア企業には、顧客向け無料情報誌「KiiTa」、ドラッグストア企業売り場担当者向け無料情報誌「Re:KiiTa」を発行。この2誌は、日本のチェーンドラッグストア協会の公認情報誌で、メーカーから広告集稿している。
【その他】
フェイスブック広告や各種のターゲティング広告手法を活用し、様々な企業に顧客層を広げる。学生服メーカーが実施する中高生向けスポーツ教室や絵画コンクールなどのCSR活用を企画・運営している。
その他
各種商業印刷を展開。関西圏を中心にカタログ、パンフレット、チラシ、ダイレクトメール、ポスターなどを受注・製造している。
また、「エコ紙うちわ」という商品名のセールスプロモーションツールとして全国から多業種にわたって受注・製造。オリジナルのうちわ柄の貼り機を保有している。
経営戦略
データを活用し、ターゲット顧客に対してピンポイントに情報を届け、集客するO2O施策の開発やジェスチャー認識、VRを含めたテクノロジーを活用し、接客プロセスや接客現場における体験価値の向上を実現する仕組みの開発を推進する。
また、注力している放送・通信業界では、テレビ視聴がインターネットメディアにシフト。多くの事業者が動画配信サービスに参入していることから、動画コンテンツ関連のレコメンドビジネスを拡大すると共に、著作権処理などのサービスを拡大する。有料放送で使用する電子番組表のあり方を研究し、視聴者に対してふさわしいコンテンツを勧める。
日宣の業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2016年(3-11月) | 36億円 | 4.2億円 | 2.6億円 | 16億円 | 40億円 | 40.6% |
2015年 | 43億円 | 3.3億円 | 1.9億円 | 14億円 | 39億円 | 36% |
2014年 | 39億円 | 1.9億円 | 0.8億円 | 12億円 | 36億円 | 34.5% |