旭硝子は2016年12月14日、約335億円で欧州化学大手のソルベイグループがタイに持つ塩ビ樹脂子会社ビニタイを買収すると発表。ビニタイの株式のうち、ソルベイが持つ約6億9千万株を2017年上期中に取得。株式保有比率は議決権ベースで58.77%となる。旭硝子はソルベイ以外の株主の保有分についても、TOBによる取得をめざす。ビニタイの2015年度の売上高は約537億円で、タイで2位の生産能力を持つ。塩ビ樹脂メーカーは水道管パイプや農業用フィルムに幅広く使われており、塩ビ樹脂の需要はGDPの成長に比例して伸びるとされている。買収により東南アジアでの化学品事業を強化する計画。
 

旭硝子 タイ塩ビ樹脂子会社買収で化学品事業を強化

項目 内容
買収金額 335億円
対象 タイ塩ビ樹脂子会社ビニタイ
保有比率 58.77%
取得時期 2017年上期中