エイトレッドは、企業の様々な業務にかかる稟議・申請から承認・決済に至るまでの事業フローを電子化し、業務の効率化や自動化、内部統制強化などを達成する製品である「ワークフロー製品」を提供している。個別案件ごと、グループウエア製品やERP製品の付随機能として提供、独立したパッケージソフトとして提供、クラウドサービスとして提供する形態がある。
売上は、製品・サービスの導入時などに受領する対価と導入企業における継続利用に伴い受領する対価がある。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2016年12月22日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 大和証券 |
公募・売出 | 60万株 |
オーバーアロットメント | 9万株 |
仮条件 | 1700円~1800円 |
ブック・ビルディング期間 | 2016年12月7日~2016年12月13日 |
公開価格決定日 | 2016年12月14日 |
製品・サービス
【X-point】
稟議・申請から承認・決済に至るまでの事業フローを電子化し、利用者がWEBブラワザ上で紙に書くような直感的な入力フォームを提供する製品。導入企業の社内制度や規則などに応じた設定が可能。検索・データ集計機能なども提供している。従業員数300名から1000名までの企業を主なターゲットとしている。
【AgileWorks】
「X-point」の機能を踏襲しつつ、より大規模な組織における運用を前提として開発した製品。組織改編や人事異動などへの対応強化、多言語対応、アドオン型のシステム連携となっている。従業員数が500名から1万名までの企業を主なターゲットとしている。
【X-point Cloud】
「X-point」をクラウドサービスとして提供している。導入企業は自社サーバーなどの設備が不要、初期導入が迅速、バージョンアップや機器管理の手間が不要となるメリットがある。300名未満の小規模企業を主なターゲットとしている。
経営戦略
ワークフロー製品市場は、企業の業務効率化や内部統制強化などのニーズを背景に拡大傾向。社内業務で「書類」や「メール」を利用しているワークフロー未導入の企業が多く存在していることや、内部統制の強化や法規制への対応などのためにワークフロー製品と各種社内システムとの機能連携を求める企業が増加するなど、潜在的な需要が大きいとしている。
エイトレッドは、製品機能や販売体制の強化、クラウドビジネスの拡大、知名度の向上、人材確保育成を行っていく。
エイトレッドの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2016年(4-9月) | 4.9億円 | 1.5億円 | 0.9億円 | 8.6億円 | 14億円 | 61.9% |
2015年 | 8.4億円 | 2.7億円 | 1.7億円 | 8.5億円 | 12億円 | 67.7% |
2014年 | 7.1億円 | 2.2億円 | 1.4億円 | 7.6億円 | 10億円 | 70.9% |
2013年 | 7.2億円 | 2億円 | 1.2億円 | 6.8億円 | 10億円 | 66.6% |
2012年 | 5.8億円 | 1.8億円 | 1.1億円 | 6.1億円 | 8.8億円 | 69% |