凸版印刷は2016年12月6日、約100億円を投じて食品や飲料などの劣化を抑える透明バリアフィルム生産を手がける深谷工場の生産設備を増設すると発表。増設により生産能力を2倍に引き上げる。バリアフィルムは酸素や水分を遮断するのが特徴で、レトルト食品の容器や精密機器の保護材として使われる。凸版印刷は現在、透明バリアフィルムで約4割の世界シェアを持ち、45の国や地域で1万5000商品で使われている。
世界の包装材料市場は年平均4%で成長しており、透明バリアフィルムへのニーズが今後さらに高まると推測。中国やアジア地域での需要拡大も見込み、4月に竣工した米国工場と合わせて世界で拡販する計画。稼動開始は2018年秋を予定している。
凸版印刷 透明バリアフィルム2倍引き上げへ
項目 | 内容 |
投資金額 | 100億円 |
対象 | 深谷工場の生産設備増設 |
生産能力 | 2倍 |
稼働時期 | 2018年秋 |