凸版印刷は2016年11月24日、約140億円で産業機器向け液晶パネルを製造する台湾のジャイアントプラステクノロジーを買収すると発表。液晶パネル世界大手の台湾の中華映管(CPT)から、凸版の子会社を通じて53.7%の株式を取得する。取得時期は2017年1月を予定。
ジャイアントプラスは工場機械の画面など産業機器に使う液晶パネルを製造しており、中型パネルの生産ラインを持つ。買収によって凸版の中・小型の産業用液晶パネルの世界シェアは2%から7%に拡大。ジャイアントプラスを加えた液晶パネルの売上高は500億円で、4年後には600億円まで増やす計画。
材料の共同調達などでコスト競争力を高め、屋外でも見やすいパネルを買収先の工場で生産し、車載用途を開拓する。
凸版印刷 台湾液晶パネル会社買収で世界シェア拡大へ
項目 | 内容 |
買収金額 | 140億円 |
対象 | 台湾ジャイアントプラステクノロジー |
液晶パネル売上高 | 500億円→600億円(4年後) |
取得時期 | 2017年1月 |