イントラストは、家賃債務保証を中心に保証サービスを提供。イントラストが連帯保証人になり賃料などの滞納リスクや介護施設の使用料、入院費用の支払いにかかる滞納リスクを引き受ける保証サービスや、入居申込受付業務、審査業務、未入金案内業務、債権管理支援業務といった業務を受託するソリューションサービスを提供している。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2016年12月7日
1単元株式数 100株
主幹事 みずほ証券
公募・売出 226万6000株
オーバーアロットメント 33万9000株
仮条件決定 2016年11月18日
ブック・ビルディング期間 2016年11月21日~2016年11月28日
公開価格決定日 2016年11月29日


サービス

 【保証サービス】
賃貸契約時などに保証委託契約を締結し、イントラストが連帯保証人になることで、賃料などの滞納リスクを引き受ける家賃債務保証、介護施設のサービス利用者の連帯保証人にイントラストがなり、介護施設の利用料などの滞納リスクを引き受ける介護費用保証、医療機関の入院患者の連帯保証人にイントラストがなり、入院費用の自己負担分などの支払いにかかる滞納リスクを引き受ける医療費用保証を提供している。

提携する不動産管理会社ごとに個別の保証商品をカスタマイズし、オリジナル保証商品として提案している。


【ソリューションサービス】
保証サービスで培ったノウハウをもとに、ソリューションサービスを提供。保証サービスに関連する入居申込受付業務や審査業務、未入金案内業務、債権管理支援業務といった業務を一括または個別に受託するサービスや、SNSの一括送信業務、SNSにクレジットカード決済機能を付加したサービス、SNSの一括送信業務にコールセンター機能などを付加したサービスを提供している。


経営戦略

主要取引先の大和リビングが2014年度に連帯保証人不要制度を導入し、家賃債務保証サービスから審査業務、未入金業務案内、債権管理支援業務などを一括して提供するソリューションサービスに移行。大和リビングが管理している物件を対象とした保証は減少が見込まれるものの、保証会社の利用割合は増加すると見込む。保証サービスの拡販と大手パートナー企業との協業による保証商品開発にも力を入れる。


【大和ハウスフィナンシャルへの販売高】

  2014年 2015年
販売高 割合 販売高 割合
大和ハウスフィナンシャル 2.8億円 10.1% 8.1億円 30.7%


イントラストの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2016年(4-9月) 13億円 2.6億円 1.7億円 5.5億円 16億円 34.8%
2015年 26億円 5.4億円 5.2億円 3.8億円 83億円 25.8%
2014年 28億円 0.1億円 ▲1.7億円 ▲2.8億円 14億円 ▲19.9%
2013年 21億円 0.09億円 ▲0.03億円 ▲1.1億円 16億円 ▲6.8%
2012年 18億円 0.7億円 0.7億円 ▲1億円 17億円 ▲6%