WASHハウスは、コインランドリー「WASHハウス」のチェーン本部としてのFCシステムを提供する「FC事業」、提供したFC店舗の運営・管理を行う「店舗管理事業」、直営店舗の運営を行う「直営事業その他」を展開している。
コインランドリーは、女性就労率の増加や高層マンションの普及、ライフワークの変化などから自宅の洗濯機よりも一度に大量に洗濯でき、時間も短縮できるコインランドリーへの関心が高まっているとしている。特に、ダニやアレルギー対策として布団や絨毯などの大物洗いの利用が注目。子どものスニーカーを洗濯・乾燥できる機器を備えるコインランドリーへのニーズが高まりつつあるという。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2016年11月22日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 野村證券 |
公募・売出 | 111万2500株 |
オーバーアロットメント | 16万6800株 |
仮条件決定 | 2016年11月2日 |
ブック・ビルディング期間 | 2016年11月4日~2016年11月10日 |
公開価格決定日 | 2016年11月11日 |
事業
【FC事業】
WASHハウスが出店候補地を選定。FCオーナーに店舗設計、内装工事、機器設置などをパッケージ化した「WASHハウスランドリーシステム一式」を販売。オープンに際しての広告などの開業準備費用やFC加盟金を受領する。
【店舗管理事業】
24時間365日受付のコールセンターやWebカメラと遠隔コントロールによる即時サポート、毎日の点検・清掃・洗剤補充・メンテナンス巡回・集金・広告活動などのサービスを提供する。全てのFC店舗でコインランドリー店舗の管理を受託。運営状況をFCオーナーに報告し、月次で集金した売上金から差し引くことで管理収入を得ている。
【直営事業その他】
「WASHハウス」を直営店として展開し、店舗利用者から洗濯機、乾燥機の利用料を受領する。直営店は主に新規エリアへの進出時に出店。エリアの認知を高め、ユーザーへの利用換気やFCオーナーと土地オーナーへの店舗モデルの提供など、アンテナ店としての役割を担う。
経営戦略
テレフォンアポインターが取ったアポイント先を営業担当が訪問する分業制によりFCオーナー候補を増やす。また、金融機関などとのビジネスマッチング契約を締結し、出店場所やFCオーナー候補の情報を増やし、出店数確保に結びつける仕組を用いることを進め、FC店舗出店を増やす。
WASHハウスの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2016年(1-6月) | 12億円 | 1億円 | 0.6億円 | 3.5億円 | 18億円 | 19.3% |
2015年 | 20億円 | 2.1億円 | 1.3億円 | 3.3億円 | 16億円 | 20.6% |
2014年 | 12億円 | 0.6億円 | 0.4億円 | 1.8億円 | 10億円 | 16.7% |
2013年 | 10億円 | 0.6億円 | 0.6億円 | 1.4億円 | 8.6億円 | 15.5% |
2012年 | 7億円 | 0.5億円 | 0.5億円 | 0.7億円 | 5.7億円 | 13.4% |