デファクトスタンダードは、ブランド・ファッション商品に特価したリユース品の買取・販売事業を展開。路面店舗を設けずインターネットを活用。買取では個人を主な対象都市、宅配便を利用。販売では主力販路である「ヤフオク!」などインターネットオークションサイトに出品している。
また、2015年2月に伊藤忠商事と資本提携を行い、2015年9月から一部商品の取引を開始。伊藤忠商事の出資先を通じた海外リユース市場への展開なども試験的に行っている。
なお、ブランド・ファッション分野におけるリユース市場規模は、2014年度時点で3551億円と2013年度から9.8%成長している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2016年8月31日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 大和証券 |
公募・売出 | 110万株 |
オーバーアロットメント | 16万5000株 |
仮条件 | 1500円~1630円 |
ブック・ビルディング期間 | 2016年8月16日~2016年8月22日 |
公開価格 | 1630円 |
【主要株主】
コード | 企業 | 保有割合 |
8001 | 伊藤忠 | 9.38% |
【調達資金使途】
新規上場により調達する資金は、商品在庫拡充のための運転資金やシステム投資などに充当する。
経営戦略
環境省によると、過去1年間に不用品処分などでのリユース未利用者の割合は約60%。不要となったブランド品などを自宅などに滞蔵している割合は約60%とされている。
デファクトスタンダードは、この潜在需要をテレビ広告の拡大や商品買取における提携先の拡大、取引ブランドの拡大、スマートフォン対応などの強化、ユーザー対応の強化で開拓する。
デファクトスタンダードの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2016年(10-6月) | 73億円 | 2.9億円 | 1.9億円 | 12億円 | 19億円 | 63.2% |
2015年 | 86億円 | 2億円 | 1.4億円 | 10億円 | 15億円 | 65.5% |
2014年 | 63億円 | 1.6億円 | 1億円 | 5.3億円 | 10億円 | 49.7% |
2013年 | 43億円 | 1.5億円 | 0.9億円 | 4.3億円 | 7.9億円 | 54.1% |
2012年 | 34億円 | 0.1億円 | 0.09億円 | 3.4億円 | 7.6億円 | 44.7% |