ストライクは、公認会計士や税理士が経営主体となり、M&Aの仲介を行う。営業拠点は、東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、高松、福岡。対象は全国の中堅・中小企業としている。
中堅・中小企業は、買収候補先を自ら探索することや譲渡対象事業の魅力を十分に理解してもらうことが困難となっていることから譲渡先と買収先を仲介。インターネット上のマッチングサイト「M&A市場SMART」の活用も行っている。ストライクは、譲渡先と買収先の双方から報酬を受領する。
譲渡案件探索では、直接営業やダイレクトメール、広告宣伝などを実施。また、金融機関や会計事務所と業務提携し、案件を紹介してもらっている。
新規上場により調達する資金は、広告宣伝や人材採用、システム開発、本社移転での設備投資にかかる借入金の返済に充当する。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2016年6月21日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | SMBC日興證券 |
公募・売出 | 22万7500株 |
オーバーアロットメント | 3万4100株 |
仮条件 | 2940円~3440円 |
ブック・ビルディング期間 | 2016年6月6日~2016年6月10日 |
公開価格 | 3440円 |
事業環境
未上場企業を対象としたM&Aが増加傾向としている。主なニーズは、オーナー経営者の高齢化に伴う事業継承のため、本業とのシナジー効果が薄い事業処分のため、投資資金の回収のため、事業再生過程におけるスポンサー探索のため、ベンチャー企業による資金調達のためなど。
経営戦略
事業承継のM&A市場だけにとらわれず、グループ企業のM&Aやベンチャー企業のM&A、事業再生のためのM&Aなどにも積極的に活動する。M&Aの利便性や問題解決策を認知するため、WEBサイトを通じた情報発信を拡充する。インターネット経由での受託やマッチングを強化するため「M&A市場SMART」のWEBサイトの更新を図る。
ストライクの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2016年(9-2月) | 10億円 | 5億円 | 3.2億円 | 14億円 | 18億円 | 76.4% |
2015年 | 14億円 | 5.4億円 | 3.2億円 | 11億円 | 16億円 | 69.4% |
2014年 | 5.9億円 | 0.9億円 | 0.8億円 | 6.9億円 | 7.8億円 | 88.4% |
2013年 | 8.2億円 | 3.1億円 | 1.8億円 | 6.7億円 | 9.1億円 | 73.2% |
2012年 | 4.1億円 | 1.4億円 | 0.7億円 | 5億円 | 6.4億円 | 77.9% |