昭和電工の2016年~2020年の経営計画。2020年に売上高9300億円、営業利益700億円を目指す。
2016年から2018年に1300億円の設備投資を実行。電子材料用高純度ガスの国内外での生産能力増強や販売拠点の設立、アルミ缶のベトナム子会社の設備を拡充、リチウムイオン電池材料やパワー半導体の生産能力増強などに充当する。
また、600億円を研究開発費に充当。電池材料などのエネルギーの他、電子回路を全体を印刷で作る技術や工学フィルムなどの情報電子分野に大半を振り向ける。
昭和電工は、2025年までに個性派事業比率を30%から50%に、海外売上高比率を40%から60%に拡大する計画。
業績計画
2015年 | 2018年 | 2020年 | |
売上高 | 7850億円 | 8500億円 | 9300億円 |
営業利益 | 340億円 | 500億円 | 700億円 |
純利益 | 70億円 | - | - |
ROE | 2% | - | - |
設備投資 | - | 3年で1800億円 | - |
研究開発費 | - | 3年で600億円 | - |
【セグメント別】
2015年 | 2018年 | ||
石油化学 | 売上高 | 2310億円 | 2250億円 |
営業利益 | 105億円 | 80億円 | |
化学品 | 売上高 | 1450億円 | 1700億円 |
営業利益 | 110億円 | 170億円 | |
エレクトロニクス | 売上高 | 1300億円 | 1300億円 |
営業利益 | 175億円 | 180億円 | |
無機 | 売上高 | 650億円 | 850億円 |
営業利益 | 0億円 | 105億円 | |
アルミニウム | 売上高 | 1020億円 | 1200億円 |
営業利益 | 25億円 | 75億円 | |
その他 | 売上高 | 1540億円 | 1750億円 |
営業利益 | 5億円 | 40億円 | |
全社調整 | 売上高 | ▲420億円 | ▲500億円 |
営業利益 | ▲80億円 | ▲80億円 |
事業別戦略
成長加速事業の拡大と優位確立事業の本格的な事業化で、2018年までに両事業の売上高を30%、営業利益倍増を目指す。
事業 | 需要 | 戦略 | |
成長加速事業 | 電子材料用高純度ガス | 携帯端末向け | アジア・ASEANなど海外市場 |
機能性化学品 | 東京五輪や老朽インフラ更新 | ||
アルミ缶 | ASEANでビース市場が拡大 | ||
優位確立事業 | リチウムイオン電池材料 | - | 本格的事業化 |
パワー半導体SiC | - | ||
基盤化事業 | ハードディスク | データセンター向けニアライン | 安定利益を創出 |
黒鉛電極 | - | ||
石油化学 | - |