三井不動産は、2012年4月、2012年~2017年の経営計画を発表し、2017年の営業利益2400億円、純利益1100億円以上を目指す。東京では2020年の東京オリンピック開催決定や国家戦略特区の指定などを契機に鉄道網や道路網など社会インフラ整備による事業機会が拡大する見通し。

また、2030年までに千葉県柏市でスマートシティ開発に約2000億円を投資。東京大学や千葉大学、国立がん研究センターと連携し、医療分野の新産業創出拠点を設置。社会実験などを通じて大学の研究成果を実用化させる。


中期経営計画

2012年4月、2012年~2017年の経営計画を発表。2017年の営業利益2400億円以上、純利益1100億円以上を目指す。

項目 2017年
営業利益 2400億円以上
純利益 1100億円以上
ROA 5.5%程度
D/Eレシオ 1.5程度
有利子負債 2兆1000億円

【投資計画(2012年~2017年)】

  項目 投資額 回収額
国内 設備投資 8000億円 2000億円
販売用不動産 2兆4000億円 2兆4000億円
海外 欧米・アジア 5000億円 1000億円

【事業環境の変化】
 東京では、2020年の東京オリンピック開催決定や国家戦略特区の指定などを契機に鉄道網や道路網など社会インフラ整備による事業機会が拡大する見通し。


2030年までの計画

2014年7月7日、2030年までに千葉県柏市でスマートシティ開発に約2000億円を投資すると発表。東京大学や千葉大学、国立がん研究センターと連携し、医療分野の新産業創出拠点を設置。社会実験などを通じて大学の研究成果を実用化させる。国内外から有望なベンチャー企業を集積させ、就業人口を2030年に1万5000人に増やす計画。

項目 内容
投資額 約2000億円
期間 2014年~2030年
目的 新産業創出拠点の設立
就業人口 2030年に1万5000人