2014年4-6月期売上高は20%増の822億円、営業利益は71.7%増の147億円、純利益は87.7%増の113億円と好成績。通期営業利益を480億円から560億円、純利益を340億円から390億円と上方修正。年間配当も22円から26円と増配となる。

セラミックの販売が好調に推移している。欧州ディーゼルエンジン、米国の大型トラック販売増加、中国のトラック向け新規制適用などから触媒用セラミックの販売が好調。

また、電力貯蔵用のNAS電池の出荷を3年ぶりに再会した。発火事故で先送りされていた商談が軌道にのり、2014年度中に5~6件の商談があるようだ。

日本ガイシの事業はようやく正常に戻った。

 

【新規事業】
次世代蓄電池開発を含め、新規分野の売上を2017年に1000億円に育成する方針。電力関連ではNAS電池の生産コストの削減で電力系統への採用を増やす。また、全固体電池や空気電池向け材料開発を強化し、電気自動車への採用を狙う。

項目 内容
業績 2017年に新規事業の売上高1000億円
電力関連 NAS電池の電力系統への採用増加
電池材料 全固体電池・空気電池向け材料開発強化


業績 

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2014年(予) 3787億円 610億円 415億円 - - -
2013年 3086億円 458億円 270億円 3444億円 6142億円 54.3%
2012年 2527億円 220億円 114億円 3030億円 5630億円 52%
2011年 2478億円 286億円 ▲356億円 2644億円 5232億円 48.5%
2010年 2393億円 326億円 244億円 3239億円 4797億円 64%

【電力関連】
 電力貯蔵用NAS電池の出荷を3年ぶりに再会。2011年の発火事故で先送りされていた商談が軌道に乗り、2014年度中に5~6件の商談があるもよう。

  2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
売上高 873億円 538億円 558億円 577億円 590億円
営業利益 79億円 ▲80億円 ▲121億円 ▲57億円 ▲39億円

【セラミック】
欧州ディーゼルエンジン、米国の大型トラック販売増加、中国のトラック向け新規制適用などから触媒用セラミックの販売が好調。 

  2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
売上高 1016億円 1242億円 1339億円 1441億円 1909億円
営業利益 131億円 310億円 333億円 259億円 449億円

【エレクトロニクス】

  2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
売上高 469億円 617億円 582億円 510億円 589億円
営業利益 22億円 90億円 48億円 4.4億円 31億円