タカタが欠陥エアバッグの大規模リコールの刑事上の責任を認め、米司法省と最大約1150億円の和解金を払うことで合意した。和解金には米司法省に払う刑事上の制裁金のほか、取引先自動車メーカーやエアバッグ事故の被害者らへの補償などが含まれる見通しで、1月20日までに司法取引に合意することを目指し話し合いを進めてきた。リコール関連費用は1兆円を上回ると見込まれており、費用の大半はホンダなど国内外の取引先自動車メーカーが一時的に肩代わりしている。

タカタは現在、外部専門家委員会を通じてリコール費用の負担割合の交渉や、約6割の株式を握る創業家に代わるスポンサー選定などを検討しており、経営再建策づくりが進む可能性がある。
 

タカタ エアバッグ問題で和解金最大1150億円

項目 内容
和解金 最大1150億円
対象 米司法省に払う刑事上の制裁金
取引先自動車メーカーや事故被害者らへの補償