イタリア3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは、2016年10月25日、公表済みの増資案に人員削減などを加えた中期経営計画を発表した。
2016年7月に決めた最大50億ユーロ(約5700億円)の増資や証券化で不良債権を外部に売却する計画を進める。投資家に割り当てたモンテパスキの銀行債を株式に転換することで増資額を抑える方針。また、2019年までに従業員の10%にあたる2600人を削減。支店も25%にあたる500店を閉める。
2016年12月期は約48億ユーロの赤字になる見通しだが、2019年12月期には11億ユーロの黒字まで回復させる計画。
伊モンテパスキの経営計画
項目 | 内容 |
経営計画 | 最大50億ユーロの増資 |
証券化で不良債権を外部に売却 | |
2019年までに従業員10%を削減 | |
支店を25%閉鎖 | |
2016年度▲48億ユーロ→2019年度11億ユーロ |