日産は2016年7月13日、8月下旬に発売するミニバン「セレナ」に高速道路の単一車線で自動走行できる自動運転技術「プロパイロット」を搭載すると発表。プロパイロットは前方車両の追従や車線維持など自動運転の「レベル2」に相当する技術を組み合わせており、車載カメラで前を走るクルマと路上の白線を検知し、時速30~100キロメートルの範囲で車間距離を保ちながら前方の車両を追従する。価格は200万円台後半からになるとみられる。
海外では2017年に欧州で発売予定のSUV「キャシュカイ」に搭載し、米国や中国にも広げる計画。渋滞時を含めてハンドル、アクセル、ブレーキ操作をすべて自動でする技術は国内メーカーで初となる。