政府とJR東海は、リニア中央新幹線の大阪への延伸を前倒しする検討に入ったもよう。名古屋~大阪間の開業予定は2045年だが、最大8年短縮する計画。政府は民間では困難なインフラ整備などに融資する「財政投融資」で超長期資金を低利融資する。融資額は約3兆円になる見通し。複数年に分けて国が国債発行により資金を調達。政府系金融機関を通じてJR東海に融資する。

政府はJR東海の財政負担を軽減するため、2016年5月末にまとめる経済財政運営に関する基本方針に金融面の支援を講じる方針を明記。2016年度内の結論を目指す。

JR東海は、政府から実効性のある資金支援策が提示されれば前倒しを検討する方針。


リニア 大阪延伸の前倒し案

項目 内容
名古屋~大阪間の開業予定 2045年から最大8年短縮
融資 財政投融資で3兆円
結論 2016年度内

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