富士重工業は、発行済み株式総数の1.92%にあたる上限1500万株、480億円の自社株買いを実施する。取得期間は5月13日から9月30日までで、取得した株式は全株消却する予定。
2016年3月期の売上は1.9%減の3兆1700億円、営業利益は27.2%減の4200億円、純利益は32.9%と開示された。1円の円高が年間100億円の営業減益要因となるため、営業利益は4300億円程度と予想されていた。ただし、米国工場の生産能力が2倍の40万台となるため、為替影響を除けば、収益力は高まる。
2020年度の世界新車販売計画を従来の110万台から120万台に引き上げたことも評価されている。