三井物産は投資額700億~800億円で、2020年をめどに子会社の米ノーバスが同国内で工場を新設し、飼料用原料のアミノ酸の一種「メチオニン」を増産する。テキサス州かルイジアナ州に、原油や天然ガス由来の化学製品からメチオニンを生産するプラントを設け、生産能力を年約44万トンと4割近く引き上げる計画。メチオニンは鶏のエサに混ぜて与えると効率的に育つという。世界でメチオニンの需要の規模は年100万~110万トンとされており、非資源分野の強化策の一環として、大規模投資に踏み切るもよう。
エサに混ぜる飼料用原料大規模投資へ
項目 | 内容 |
投資金額 | 700~800億円 |
対象 | 飼料用原料のアミノ酸の一種「メチオニン」増産 |
年間生産能力 | 32万トン→44万トン |