三菱UFJフィナンシャルグループの2015年~2017年の経営計画。海外事業の営業純益を2015年比35%増の6750億円と利益全体の40%を目指す。買収した米ユニオンバンクやタイのアユタヤ銀行が営業純益を30%増やし、全体を押し上げる。国内事業では預かり資産の増加などで個人向け事業の営業純益が17%増の4000億円に、中小企業向け貸出は5%増の15兆円に、国内法人事業の営業純益は5%増の5200億円への拡大を目指す。
三菱UFJの経営計画
2014年 | 2017年 | |
1株あたり利益 | 73.22円 | +15%以上 |
ROE | 8.74% | 8%台後半 |
経費率 | 61.1% | 60%程度 |
Tier1比率 | 12.3% | 9.5%以上 |
資産運用事業を強化
2015年~2017年の3年間で3000億円を出資や買収に充当する方針。半分を資産運用会社への出資、半分を資産管理会社の買収に充てる。国内では三菱UFJ信託を中心に年金運用や投信運用の人材育成やシステム、リスク管理などの体制を一本化する。
金融緩和や貯蓄から投資の流れを受けて、世界の運用資産は2020年まで平均で年6%ずつ増える見通し。
投資額 | 対象 |
3000億円 | 資産運用会社への出資 |
資産管理会社の買収 |