神戸製鋼所は中国鞍山鉄鋼集団と共同で設立する新工場に、一般的な高張力鋼板(ハイテン)の2倍の強度を持つ鋼板「超ハイテン」の生産設備を導入するもよう。必要となる設備に約300億円を投資。2016年にも生産を開始する。

合弁相手先の鞍山鉄鋼集団に神戸製鋼所の生産技術を供与。現地で一貫生産体制を構築し、コスト競争力を高める。

超ハイテンの採用は車体軽量化につながるが、一般的な鋼板に比べて高価で、日本国内でも使用率は骨格全体の10%程度とされている。今後は自動車の環境規制強化の流れから、車体軽量化が不可欠となるため、超ハイテンへのシフトを見込んでいる。


神戸製鋼 中国で超ハイテン生産

項目 内容
投資額 300億円
対象 超ハイテンの生産設備
効果 一般的なハイテンの2倍の強度の鋼板