新日鐵住金と神戸製鋼所は、2014年12月3日、相互に持ち合う株式を半数ずつ売却すると発表した。新日鐵住金は保有する神戸製鋼所株式の保有比率を約5.9%から約2.9%に引き下げ、神戸製鋼所は保有する新日鐵住金株式の保有比率を約1.4%から約0.7%まで引き下げる。
2000年代半ばに世界鉄鋼大手がM&Aで規模を拡大する中、2002年に新日本製鐵と住友金属鉱業、神戸製鋼は相互出資協定を結び、買収防衛策をとして株式を持ち合った。現在、海外勢のM&Aは一巡しており、株式を持ち合う意味が薄れた。
新日鐵と神戸製鋼 相互持ち合い株を売却
企業 | 内容 |
新日鐵住金 | 神戸製鋼所株 5.9%→2.9% |
神戸製鋼所 | 新日鐵住金株 1.4%→0.7% |