オリンパスは、2014年2月18日、バイオ関連の一部事業から撤退すると発表した。今回撤退するのは、骨形成タンパク質「PO-1」を開発、製造する事業。2011年1月に米ストライカーバイオテック社から関連資産を約50億円で買収したが、事業継続が困難と判断し、撤退を決めた。 事業売却交渉をすすめ、2014年3月期に特別損失150~190億円を計上する見通しだったが、2014年4月17日に交渉成立に至らなかったことから解散手続に入ることを決定。2017年をめどに解散する。
オリンパス バイオ事業の一部撤退
2011年1月 | 2014年3月期 | |
買収額 | 特別損失 | |
骨形成タンパク質「OP-1」事業 | 50億円 | 150~190億円 |
【オリンパスバイオテック社】
米ストライカーバイオテック社から骨形成タンパク質「OP-1」に関わる開発・製造・販売のうち骨領域に関わる資産を購入。オリンパスが米国に設立したオリンパスバイオテック社が資産を引き継ぎ、骨領域の再生医療事業を手がけていた。事業撤退により、2017年に解散予定。
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | |
2012年 | 9.6億円 | ▲42億円 | ▲25億円 | 50億円 | 106億円 |
2011年 | 11億円 | ▲40億円 | ▲26億円 | 82億円 | 115億円 |
2010年 | 2.6億円 | ▲14億円 | 11億円 | 107億円 | 121億円 |