政府は成長戦略で、今後3年間を企業の設備投資を促す集中期間と位置付け、税制・予算措置や規制改革を総動員する。一方、今後は消費増税や相続税、所得税の最高税率引き上げも予定されている。そこで、何が増税になり、何が減税になるのか。主な税制改正スケジュールを以下にまとめた。


主な税制改正スケジュール

2013年
4月 減税 教育資金一括贈与の非課税措置の創設
4月 減税 給与などを増加させた場合の所得拡大促進税制の創設
4月 減税 生産など設備投資促進税制の創設
4月 減税 中小企業の交際費など年800万円まで全額損金算入
2014年
1月 増税 株の配当・売買益課税(10%→20%)
1月 減税 非課税口座内の少額上場株式などの配当・譲渡所得の非課税措置(100万円まで)
4月 減税 住宅ローン減税の拡充。借入金限度額を最大4000万円に拡大。
4月 増税 消費税率の引き上げ。5%→8%。
4月 減税 自動車取得税と自動車重量税の減税
2015年
1月 増税 相続税の基礎控除を現行の60%に縮小
1月 増税 相続税の最高税率を5%引き上げ55%に
1月 増税 所得税の最高税率を5%引き上げ45%に
1月 減税 小規模宅地などの相続税の特例拡充
10月 増税 消費税率の引き上げ。8%→10%
10月 減税 自動車取得税の廃止