中国審計署は、地方政府の「シャドーバンキング」を利用した資金調達が膨らんでいる実態を解明するため、公的債務の全面的な調査に乗り出す。審計署は国務院の要求に基づいて全国に調査チームを派遣し、2013年8月1日から調査する。審計署は2012年11月から2013年2月に上海など計36の地方政府について公的債務を調査したが、今回は全国に拡大する。
シャドーバンキングで問題視されている理財商品の規模は、2013年6月には銀行業監督管理委員会の尚主席は8兆2000億元(約130兆円)と公表。英フィッチ・レーティングスは13兆元と発表するなど実際の規模は不透明となっている。