米労働省が発表する雇用統計の速報値推移。失業率を安定して下げる際の目安は、非農業部門の雇用者数が月20万人の水準で推移することとしている。現在、FRBは完全雇用とみる失業率の水準を4.6%と見ている。また、雇用の拡大ペースについては月10万人前後が適度だとしている。


2018年の米雇用統計

2017年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
失業率(%) 4.1 4.1 4.1 3.9 3.8   3.9 3.9 3.7      
非農業雇用者数(万人) 20 31.3 10.3 16.4 22.3   14.7 20.1 13.4      


【2017年】

2017年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
失業率(%) 4.8 4.7 4.5 4.4 4.3 4.4 4.3 4.4 4.2 4.1 4.1 4.1
非農業雇用者数(万人) 22.7 23.5 9.8 21.1 13.8 22.2 20.9 15.6 16.9 26.1 22.8 14.8


【9月】
失業率は1969年12月以来、約半世紀ぶりの水準に改善。労働市場は人手不足感が強く、企業が求人をかけても雇用が増えにくい。平均時給は2.8%増。


【8月】
製造業は3000人減。自動車関連の減少幅が大きく、半導体やコンピューター関連などもマイナスとなった。平均時給は2.9%増の27.16ドル。


【5月】
製造業は1万8000人増、小売業は3万1000人増となった。減税による個人消費の押し上げに期待感がある。設備投資や住宅投資も伸びており、建設業は2万5000人増えた。平均時給は2.7%増の26.92ドルだった。


【4月】
平均時給は2.6%増の26.84ドル。


【3月】
製造業が2万人増、ヘルスケアが2万人増になる一方、小売り行や建設業はマイナスに転じた。平均時給は2.7%増の26.82ドル。


【2月】
設備投資が好調で建設業が増えた。また、製造牛や小売業も高い伸びだった。平均時給は2.6%増の26.75ドル。


【1月】
 建設業が3万6000人増、小売業は1万5000人増となった。平均時給は2.9%上昇の26.74ドル。