大塚ホールディングスは、血液製剤事業に参入する。iPS細胞から血小板を作るメガカリオンに出資。出資額は約10億円。持ち株比率は約10%。
大塚製薬は細胞の培養技術を、大塚製薬工場は血小板の保存液のノウハウを活かし、メガカリオンなどと協力して量産技術の確立を目指す。
メガカリオンは調達資金を臨床試験の他、量産体制の整備に充当。2019年に国内で臨床試験を始め、2020年の事業化を目指す。
年5000パックほどの製造が可能な生産ラインを全国に設置。米国など海外展開も進める。
従来の献血由来の製剤は保存期間が4日間。iPS細胞由来の血小板製剤は2週間と長い。血小板製剤の国内市場は約730億円。