大塚製薬と日本IBMは、ワトソンを利用した精神科治療システム「MENTAT(メンタット)」を開発し、合弁会社「大塚デジタルヘルス」を設立する。国内の精神疾患患者は320万人で増加傾向にあり、数値化しにくい症状や病歴などの記述を自動的に統合・分析してデータベース化することで、治療に役立てている。これまでは電子カルテに自由記述されており、閲覧や分析に時間がかかり、十分に活用されていなかった。
ワトソンが膨大なテキストデータを解析し、データベース化することで、精神科治療に必要な症例を絞り込み、参照できるようにした。