大王製紙は2017年2月27日、三浦印刷をTOBで買収し完全子会社化すると発表。28日から4月11日にかけて実施し、買い付け代金は83億6400万円を予定。三浦印刷は商業印刷などを手掛けており、東京証券取引所2部に上場。2016年3月期の連結売上高は120億円で純利益は3億円だった。アスパラントグループが26%を出資する筆頭株主で、王子ホールディングスや三菱製紙も株主になっている。既存株主から同社株を1株260円で、新株予約権(1000株相当)も1個13万7000円で買い付け、TOBへの応募が66.67%に達しない場合は不成立となる。
買収により、印刷事業を強化して洋紙事業の収益拡大につなげる狙い。
大王製紙 三浦印刷TOBで印刷事業強化
項目 | 内容 |
買い付け代金 | 83億6400万円 |
対象 | 三浦印刷の全株式 |
TOB実施時期 | 2017年2月28日~4月11日 |