東京電力ホールディングスと中部電力が、電気需要が急増するインドでの収益拡大を図るため、共同でインド再生可能エネルギー最大手のリニューパワーに出資する。約230億円で第三者割当増資を引き受け、全株の10%を取得する。東電と中部電の折半出資会社「JERA」が3月までに、子会社を通じてリニューパワーに出資し、JERAから社外取締役らを送る。リニューパワーは太陽光と風力で320万キロワットの発電設備を持っており、2016年3月期の売上高は約150億円、純利益は約15億円。東電と中部電は太陽光パネルや風力発電設備を安く調達し、電力インフラが未整備の地域での送電技術も吸収できるとみて、インド進出を決めた。新興市場開拓で新たな収入源に育てる計画。
 

東電・中部電 インド再生エネに海外最大出資

項目 内容
出資金額 230億円
対象 インド再生可能エネルギー最大手リニューパワー
取得比率 10%
取得時期 2017年3月までに