アステラス　独社買収でがん領域を強化 2016/10/31

アステラス製薬は2016年10月28日、約480億円でがん抗体医薬品を手掛ける独ガニメド・ファーマシューティカルズの買収を発表。ガニメドは胃腸腺がんや膵臓がんなどに高頻度で現れるタンパク質を標的とした抗体医薬品を開発しており、すでに胃がんや食道がんの患者を対象とした治験では良好な結果が得られているという。アステラスは同薬の臨床試験の進捗状況に応じて最大８億6000万ユーロまで支払う可能性があるとし、数週間以内に買収を完了し、ガニメド社を完全子会社化する。

アステラスは買収により、これまで手薄だった胃がんや膵臓がん治療薬などを補強し、がん治療薬での競争力を高める狙い。
 

アステラス 独社買収でがん領域パイプラインを強化