アステラス製薬は、2016年4月8日、法令違反により業務停止命令を受けた化血研のワクチン事業と血液製剤事業を中心に譲り受ける方向で協議を進めていると発表した。譲渡金額は数百億円とみられる。

化血研は、約30%のシェアを持つインフルエンザ向けワクチンや血液製剤、動物用ワクチンを手掛ける。厚生労働省への内部告発をきっかけに、国の承認書と異なる方法でワクチンを製造。業務停止命令を受けた。

厚生労働省は、法令違反を犯した化血研に対し、解体の方針を示している。