アステラス製薬は2015年11月11日、約466億円で再生医療技術を使って眼科疾患の治療法開発に取り組む米ベンチャー企業オカタ・セラピューティクスを買収すると発表。アステラスは2015年内に再生医療研究所を設置し、米ハーバード・メディカル・スクールとも眼科疾患の共同研究を進める計画で、眼科分野を強化し再生医療製品の開発に向けた基盤技術の獲得も狙うという。
オカタ・セラピューティクスはES細胞を使い、目の難病である加齢黄斑変性を治療する技術を開発。臨床試験も始めている。
アステラス 再生医療技術の米ベンチャー買収
項目 | 内容 |
投資額 | 466億円 |
対象 | 米オカタ・セラピューティクス |
事業 | 再生医療技術で眼科疾患の治療法開発 |
【オカタ・セラピューティクス】
2012年 | 2013年 | 2014年 | |
売上高 | 0.5億円 | 0.2億円 | 0.1億円 |
純利益 | ▲42億円 | ▲38億円 | ▲42億円 |
純資産 | ▲28億円 | ▲27億円 | ▲3.3億円 |
総資産 | 10億円 | 4.8億円 | 7億円 |