塩野義は2016年8月2日、154億円でインドの後発薬大手ルピン傘下の共和薬品工業に特許切れの医薬品「長期収載品」を売却すると発表。売上高に占める割合は現在20%前半だが、売却により10%台まで低下する。共和薬品に移管する長期収載品は睡眠誘導剤「リスミー」や抗うつ剤「スルモンチール」などの治療薬21製品で、12月1日付で販売権を移管予定。18年3月期から医薬品の製造販売承認も共和薬品に移管していくという。
2017年3月期の連結業績には織り込み済みで、純利益は前期比6%増の710億円、売上高は3%増の3180億円とする従来予想を据え置く。
塩野義 特許切れ薬売却で新薬開発に集中
項目 | 内容 |
売却額 | 154億円 |
対象 | 特許切れの医薬品21製品を共和薬品工業に移管 |
売却時期 | 2016年12月1日付 |