塩野義製薬は2016年8月29日、現在開発中のインフルエンザ新薬が1日1回だけの投与でウイルスが大幅に減少することを確認したと発表。新薬候補は、従来の治療薬にはなかった仕組みでインフルのウイルスが細胞内で増殖するのを防ぐという。国内治験ではインフルの感染患者400人を対象に治療効果を確かめた。1日1回の投与後24時間後にはウイルスが激減し、大きな副作用もなかったという。今秋に始まる最終段階の治験を経て18年度の販売を目指すという。
また、同治療薬ですでに製薬世界大手のスイスのロシュと、日本と台湾を除く全世界での共同開発契約を締結しており、世界各地での早期実用化にもつなげる。
塩野義 インフル新薬1日1回投与で効果期待
項目 | 内容 |
対象 | 開発中のインフルエンザ新薬 |
効果 | 1日1回投与で治療効果あり |
発売時期 | 2018年 |