サイバーダインと慶応義塾大学は、2016年4月14日、脊髄再生医療とロボットスーツHAL医療用の複合療法で共同研究を開始すると発表した。

報道によると、iPS細胞を利用した再生医療とHAL医療用を組み合わせ、脊髄損傷に対する新たな治療法を開発するという。慶応義塾大学の岡野栄之教授は、2017年夏までにiPS細胞で脊髄損傷の患者を治療する臨床試験を計画。臨床試験で効果を確認後、HALだけでは十分な効果が得られなかった患者に、iPS細胞から作った神経細胞を移植。HALで訓練して治療するもよう。

交通事故などで脊髄損傷になる人は毎年5000人以上。10万人以上がまひなどの後遺症を負っているという。