ヘリオスは、2016年4月5日、米ユニバーサルセル社と共同研究契約を締結したと発表した。
ユニバーサルセル社は、細胞や遺伝子治療を目的としたゲノム編集技術を用いて再生医薬品を開発。細胞移植を受ける患者が免疫拒絶反応を引き起こさない細胞治療を可能にする万能ドナー幹細胞の開発・実用化を進めている。
ヘリオスは、ユニバーサルセル社の万能ドナー幹細胞技術で免疫拒絶反応を抑えたiPS細胞を作製。その後、iPS細胞から分化誘導した細胞で免疫拒絶反応を抑えた再生医療等製品の開発を目指す方針。
契約には、目の難病である加齢黄斑変性や臓器原基を用いた肝臓病・腎臓病の分野における全世界での技術使用に関するオプション権も含んでいる。