ルネサスエレクトロニクスは2015年11月26日、人工知能ベンチャーであるクロスコンパス・インテリジェンス社と提携し、人工知能機能を持つ産業機械向け半導体を開発したと発表。ルネサスの大規模集積回路「R―IN(アールイン)シリーズ」にAIを組み込み、2016年度下期より製造装置メーカーなどに順次提供を開始する。
新半導体は、生産工程で不良品の発生につながる機械異常の予兆をセンサーから得た情報をもとに検知し、不良品や故障を防ぐことができる。また、末端のエッジデバイスで異常を判断できるようになるため、生産性向上を図り、安定収益源に育てる計画。