政府は新技術の活用のために障害となっている規制を見直す。ドローンでは、航空法を見直す。2018年までに医薬品や輸血用血液など緊急性の高いものを運べるようにする。医療機関が手薄な離島や中山間地で先行させる。また、電波法も見直す。2016年末までに周波数帯を広げたり、無線基地の出力を上げたりする方針をまとめる。

自動運転車では、道路交通法や車両法などの規制を見直す。2017年までに運転手の操作がほぼ不要な車の公道での実証を可能にする。

医療では、遠隔医療に対応する。皮膚の画像を人工知能が診断し、診療に役立てる技術を3年以内に実用化させる。人工知能を含む診断ソフトウェアの審査が速やかに進むよう指針を2016年春までに作る。


政府 新技術活用へ規制緩和

項目 内容
ドローン 離島への緊急性の高い医薬品などを輸送 2018年
周波数帯の拡大や無線基地の出力上昇方針まとめ 2016年
自動運転車 公道実証を可能に 2017年
医療 皮膚の画像を人工知能が診断する技術 2018年