クラレは、ベルギー・アントワープにある工場でガスを通しにくい性質を持つ機能性樹脂「エバール」の生産能力を、現在の年2万4千トンから約5割増の3万5千トンに増強すると発表。投資額は約80億円、稼働時期は2016年末を予定している。
先進諸国での需要が中心だったエバールだが、新興諸国でも拡大基調にあり安定供給体制を維持する。また、食品包装容器や自動車用ガソリンタンク向けの需要拡大にも対応するとしている。
クラレ 80億円投じ機能性樹脂を増産
項目 | 対象 |
投資額 | 約80億円 |
対象 | 欧州工場による機能性樹脂エバールの生産能力増強 |
生産能力 | 5割増 3万5千トン |
稼働時期 | 2016年末 |